本の「見せる」ラッピング・・・「いのちの時間」

中島 真紀

2013年11月01日 22:20

私がとても大切にしている本「いのちの時間」のラッピングをする機会を頂きました

本は形が整っているので、そのまま包んでしまえばとても簡単なのですが・・・


「『見せる』ラッピングがいいよね・・・」

「リボンはやっぱり水色だよね・・・」


依頼された方と私の想いが合わさって・・・


このようなラッピングをさせて頂きました









この本に登場する、1歳4ヶ月で天使になった渓太郎ちゃんの「渓」の字は渓流をイメージされているとのことで・・・

リボンは水色に、そして包装紙はその水色を映えさせてくれるようなもの・・・ということで、
少し光沢のある白をチョイスしました


この「いのちの時間」が発売されたのと、はるとの出産の時期は同じころでした。

はるとの新生児期の大変さと、ゆーとの赤ちゃん返りの大変さとで、
日々バタバタイライラしている中で、

私はこの本を読み、

何度も励まされ、たくさんのことに気づかされ、
そして目の前にいてくれているゆーととはると。
2人の子どもたちとの時間をより愛おしく、より大切にできるようになりました


そんな、私にとっても大切なこの「いのちの時間」
・・・いづれこの本を手にする方々のことを想いながら1冊1冊心を込めてラッピングさせて頂きました

(・・・「いのちの時間」の著者、中村美幸さんのブログはこちらです




ラッピングの資格を持っているというと、
「ラッピング、好きなんだね〜」と言われることが多いですが、

実は私はラッピングが好きで資格を取ったわけではありません


会社員のころ、お客様の商品を包装する機会が多くあったのですが、
そこでクレームを頂いたことがきっかけでした。


「大切な贈り物なのに・・・
    ちゃんとした知識がないまま包み、不快な思いをさせてしまった・・・」


会社を辞めようと思ったくらい、自己嫌悪になりショックを受けたことを今でもハッキリ覚えています。


それがきっかけでラッピングの資格をとり、講師養成講座まで進ませてもらいました。




あれから13年・・・・・・。

あのとき、ご指摘をしてくださった方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです


あのご指摘のおかげで、
今回私は自分も大切にしている本を、大切な仲間の依頼で大切にラッピングすることができました


でも、クレームを頂くくらい手先が器用ではない私です・・・

このラッピングも時には力が入りすぎて、眉間にしわをよせてやっていたときも・・・

表紙を上にしている、このラッピングだったので・・・

そんな私の顔を、表紙の渓太郎ちゃんがあたたかい笑顔で見つめてくれていて・・・
時々ハッと我に返りちょっと照れました(笑)


ラッピングをしながら、渓太郎ちゃんと会話をするような、とても心が温まる楽しい時間を過ごさせて頂きました


渓太郎ちゃんも喜んでくれていたらいいな〜と思います

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