やってもいいけど、やらなくてもいい
「やってもいいけど、やらなくてもいいよ」
もしそう言われたら、
・・・やりますか?
物心ついたころから私は、
迷わず「やる」を選択してきました。
それは、「やりたい」からではなく、
「やった方が結局はいいんでしょ!?」という、
裏を読んでの選択(笑)
でも1年生の心は・・・
素直に「やる!やりたい!」というものでした。
その気持ちを・・・
なんとか大切にしてあげたいと、
小学生初めてのハハ、格闘しました
1年生の自由研究。
夏休み前のお便りを読むと・・・
「やってもいいけど、やらなくてもいい」そうなんです
「やらなくてもいいなら・・・まあ、いっか・・・
もしやるなんて言われたら、私もめんどうだしな・・・」
・・・なんて一瞬思ったけれど・・・
「
自分で選択をさせる」
ということを、
ユウが6歳になったあたりから、
わが家では大事にしているので、
ユウに話をしました。
「自由研究っていうのがあってね・・・(説明・・・)
・・・でも1年生はやってもいいし、やらなくてもいいんだって。
ユウは・・・どうする?」
「
やる!!!」・・・即答でした(笑)
ユウが選んだのは・・・
「
だんごむしは迷路を抜けられるか!?」というテーマ
たまたま立ち寄った本屋さんで、
「だんごむし観察キット」という、
自由研究には至れり尽くせりのものが売っていて、
それを購入。
超ワクワクのユウは、
最初の数日で、実験を終わらせ・・・
そのまま・・・
夏休みが終わりました
どうしても、「模造紙にまとめる」という作業に、
腰が上がらなかったんです・・・
黙って見守ろうと最初は頑張っていた私も・・・
ついつい口を挟みたくなり、
最初はヤル気が出そうな言葉をかけたり、
にんじんをぶらさげてみたり(笑)。
それでも動かずにいたので・・・
「自由研究、続きはどうする?」
↓
「あと、夏休み○日だよ?」
↓
「ねえ・・・ちょっと、ヤル気あるの?」
↓
「もう、やるって言ったってお母さん知らないから!」
↓
「もう、やめちゃいなさい!」
・・・夏休みの終わりが近づいてくると、
ユウへの言葉がどんどん責める感じに・・・笑
もちろん、
ユウはやろうとはしませんでした
「なんでこんなにイライラするのかなあ?」と考えてみると・・・
「やりかけたことは、最後までやらなきゃだめ!」
という、私の過去の経験からの価値観。
それがあるから、
やりかけたことをやらないユウにイライラしていたんだ・・・と気づきました。
でも、ユウはユウ。私の「正しい」がユウにも当てはまるとは限らない。
ので・・・
「やりかけたけど、やらなくても、それでもよし!」
とすることに。
そして、私の投げかけてきた言葉も・・・
「これじゃあいけない」
「味方になってない・・・」
と、気がついたので・・・
「やると決めてここまでよくがんばったね。
もし、続きをやるつもりになったら言ってね。
お母さん、お手伝いするとこあれば、協力するから」
そう言って、そのまま見守り・・・
夏休み最終日の夜、
すごく苦しさを感じながらも、
黙って見守り・・・
2学期2日目を終えた今日・・・
「自由研究、続きやる」
というユウの言葉で・・・
今頃ですが、仕上がりました
仕上げたユウは満足そう
「やってもいいし、やらなくてもいい。」ので、
やるかやらないかはどちらでもいいけれど、
ユウが自分で「やる」と決めたことを「やりとげた」ことで、
なにか感じたことがあったかな・・・
いい経験になったなあと感じています
もちろん・・・
私にとってもね・・・
初めての小学生のハハ、
子どもの宿題について・・・
親としてのいい経験になりました
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